5/11 COMIC CITY 大阪 参加情報

サークル名「萬金丹」　
6号館Aゾーン　コ　30ｂ　アンジェスペースです。
直参です。
【新刊】
「若葉の頃」（コルダ2　土金日）
　　　コピー誌　100円
　　　　　　↓　に試し読みがあります。

　　　すんません、アンジェの新刊はできませんでした…orz

【既刊】
「天上の薔薇」(ヴィクトール×ロザリア)
　　　コピー誌　100円
「Green destiny 」（マルセル×ロザリア」
　　　 コピー誌　100円

「Je te veus（ジュ　ト　ヴ」（クラヴィス×ディア他2編）
　　　 　　オフセット　450円

「Shall We Dance?」（ヴィクトールほのぼの話）　
　　　　　 オフセット　300円

「レモンの勇気」（ルヴァ×コレット）
　　　 　　オフセット　400円

【委託】小倉どらさんの遙か本「ノンストップ！　譲くん」
（有川譲　4コマギャグ）
　　　 　　オフセット　400円

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どうぞ。

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「そう？　なら、いいけど。ところで、いいタイミングで会ったね〜。今、時間ある？」
「時間……」
　帰宅して、今日手に入れた本に目を通す予定だったが、どうしてもというわけではない。まして香穂子が今目の前にいるのだから。
「……あるぜ」
　そう答えれば、きっと香穂子から、何らかの誘いの言葉があると予測した。すると香穂子は、にっこり肯き……振り返って手を挙げながら大きな声で呼ばわった。
「せんせい〜〜！　土浦君もいいですよね〜〜？」
　せんせい？　ってことは、日野ひとりじゃないのか……。軽い失望を覚えながら、香穂子が手を振る方向に目をやると……。長身をゆっくりこちらに運んでくるのは、音楽教師の金澤だった。
「なんだ、なんだ〜？　土浦だと〜？　日野〜、おまえ、薄給の教師に、どんだけ食うかわからん男子高校生の面倒まで見ろってのか〜」
「いいじゃないですか。土浦君だって、かわいい生徒でしょ？」
　金澤はうろんげな表情で、土浦に視線を当てた。
「む〜、まあ、生徒という意味では、かわいいと言えなくもない……」
「うるせえ。こっちだって金やんにかわいいと思われるなんて、願い下げだぜ」
　すると金澤は、薄い笑みを刻んでみせた。
「まあ、そう怒るな、若人。その袋いっぱいの本は……ふむ、どうやら転科へ向けてお勉強中ってところか？　えらい、えらい。その努力への褒美として、お茶ぐらい奢ってやろう」
　そう言うと金澤は、先に立って、ぶらぶら歩き始めた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（以上、本文より抜粋）