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乙女ゲーとか映画とか書物を愛する半ヲタ主婦。
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さて、平城京跡のイベント会場を後にして、大仏さんを見に行こうって
ことになりましたが。その前にやはりかの一大ブームを巻き起こした
阿修羅像に対面せねばと、おいしいパン屋さんで、ランチをしたためた後、
興福寺に向かいました。

興福寺の国宝館に阿修羅像は、展示されているのですが、
その前に東金堂(”とうがね”堂ではない・笑)の仏像も見ました。
柔らかな表情の日光月光菩薩、そして力強い十二神将など。
菩薩様の前には、賽銭箱があって、やさしく見下ろす仏様を前に、
自然と手を合わせてしまいました。
そしたら、近くにいた年配のご婦人が、お孫さんの小さな手を取って
「まんまんちゃん、あ〜ん しなさい」と教えてました。
”まんまんちゃん、あ〜ん”とは、関西で、神仏に手を合わせる時に使う、
幼児語です。
自分もそうだけど、こうして日本人は、神仏を敬うことをいつの間にやら、
身に着けていくのだなあと思いました。

興福寺の五重塔と東金堂の美しい屋根を眺めながら、10分ほど並んだ後、
国宝館に入りました。
ここは、見応えありましたv 素晴らしい仏像や、出土品がいっぱいv
そして、人でごったがえす館内に、阿修羅像が!
いや〜、実物見て思ったのは、どの角度から見ても、遠目から見ても、
美しいということでした。わずかにひそめられた眉の辺りに、ほのかに
佩かれた憂いが、何とも言えません。
興福寺のホームページを見たら、ファンクラブもあるそうで、
現在の会員数は、163名だそうです。公式ソングまであるんだぜ!

うるわしの阿修羅像を拝した後、電車に乗って、近鉄奈良駅へ。
東大寺と春日大社、どっちを先に行こう? と、交差点から眺めて
みたら、東大寺へ続く道が、何だか人でいっぱいだったので、
春日大社に行くことに。
参道に一歩足を踏み入れてみたら、さっき目にした雑踏がウソの
ようでした。いや、ここも人がそれなりに歩いて
るんですけどね、樹齢を経た木が茂っており、合間に鹿がたたずんで
いるのを見ると……。
  
それにしても、鹿とは、なんとめんこい生き物なのでしょう!
つぶらな瞳、しなやかな肢体。
ええ、ここに来て、コレをやらない法はありません!
鹿せんべいを買って、間近でそのかわゆさを堪能しましたとも!
つか、国宝館で、文化財を写真に撮ることができなかった私達は、
狂ったよーに、鹿を撮りまくりました(笑)

春日大社の朱塗りの建物と、咲き残った藤、青空と遠くの緑の山……。
美しい絵が、心に残りました。
また、この美しい水路の向こうに、白無垢の花嫁さんの姿が、
垣間見えたのも、よかったな〜^^


そして、大仏さんを見に行きました。
修学旅行生で、ごった返しておりましたが、
とりあえず、でかい! そして、このでかい大仏さんを納めた大仏殿が、
木造だってのが、感動です。
幾度となく、戦乱や火事で焼け落ちているのですが、そのたびに、
時の権力者が、巨額を投じて再興して来ました。
やはり、ここに大仏さんは、あるべきだと、みんな思ったんでしょうね。

また、すごく精巧な50分の1の木製の模型が、展示されていたのですが。
奈良少年刑務所の受刑者が、精魂こめて作り上げたものだとのこと。
これだけの精密な作業のできる技術、根気、そして美しいものに対する
感性……。ぜひ更生していてほしいと、思ったことでした。

大仏さんに圧倒された後は、急な石段を登って、二月堂へ。
ここの回廊から望む奈良の遠景は、はるばると緑に輝いておりました。


二月堂からゆっくり下って来たら、にぎやかな音楽が響いていたので、
その出所を目指してみました。音はすれども、なかなか行き着けない。
ここもまた、だだっ広かった……。
芝生広場にたどり着いてみましたら、そこに設けられたステージで、
1300年祭関連のイベントをやってました。
各地のよさこいチームが、続々ステージに上がって、見事な踊りを
披露。
よさこいというのを、間近で見たのは初めてだったのですが、
衣装もとても綺麗で、踊ってる方たちの熱心さと楽しさが伝わって
来て、よかったです。
敷物を持って来てたので、芝生に広げて、いろんなチームの踊りを、
のんびり観賞。
そして、いよいよ終わりに近づいた時、思いがけぬできごとが!
な、なんと、芝生の彼方から、せんとくんと、女性お笑いコンビの
モ/エ/ヤンが、駆けつけて来たではありませんかっ!
別のイベントに参加していたところ、急遽このステージに、
来てくれたとのことでした。

いや〜、ここで、生せんとくんを見られるとは!
ステージに上がったせんとくんと、モ/エヤ/ンのお二人は、
よさこいチームの皆さんと一緒に、元気に踊りまくってくれました。
観客もステージに〜と言われましたが、内気で控えめなDらさんと私に、
そんなことは、とてもとても……。
その代わりに、狂ったよーに、踊るせんとくんを、撮りまくりました。
  
生のせんとくんはね、しぐさとかが、とてもかわいいです。
激しくダンスを踊った後、モ/エヤ/ンのお二人がネタを披露している間も、
西日に照らされながら、細かいリアクションをやってました。
なんと健気な……(;;)
彼のことは、インパクト勝負のキモカワキャラだと思ってたのですが。
純粋な童心の化身と申しますか、あどけない童子そのものに見えて来て……。
印象変わりました。

モ/エヤ/ンの二人は、とっても華奢でかわいくて、歌、うまかったですv
Dらさんいわく「美人だから、全身タイツ着てるのね」と。
そうでもしないと、お笑い対応にならないんですね。
美人は、お笑いに於いては、マイナス要素になるのだなと、
なんか納得したことでした。

ってことで、非常に充実した奈良の休日でありましたv
長々おつきあい、ありがとうございました〜^^


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