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乙女ゲーとか映画とか書物を愛する半ヲタ主婦。
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ということで、予告しておりました加地ネタ小話です。
ええと、例によって、いじりネタですので、そういうのが
お嫌いな方は、スルーして下さいませ。
繊細で、あま〜い加地君が好き〜という方には、
まったくおすすめできませんので、はい。←(揉み手しながら、後ずさり中)
そこのところ、宜しく。では……!←(脱兎のごとく逃走中)

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「花の想い」

 花とともにある生活、といえば、ガーデニングやアレンジメントがイメージされる。そのどちらにも、さして趣味がないにもかかわらず、最近、花は日野香穂子の生活に頻繁に持ち込まれるものとなっている。
「はい、日野さん。これ、今日の分」
 弾んだ声とともに、手渡されるフラワーアレンジメント。
「あ、ありがとう、加地君。わあ、きれいだね!」
 同級生の男子生徒に花を、それも毎日贈られるという情況に、最初は戸惑っていた香穂子だったが、慣れというのは恐ろしいもので、最近はごく自然に受け取ってしまっている。
「どう致しまして! 君に毎日受け取ってもらえるだけで、嬉しいんだ」
 華やかで、それでいて無心な好意に満ちた笑み。香穂子がうっかりこの異常なシチュエーションを受け入れてしまったのは、贈り主である加地葵の、この笑みのために他ならなかった。
 どこから見ても、非の打ちどころのない容姿に加えて、成績優秀、スポーツ万能、人当たりのいい態度。女子生徒にモテる要素満載の加地が、一途な崇拝を捧げる相手は、香穂子ひとりであることを、同級生の誰もがすでに承知している。
 加地が雨あられと降り注ぐ讃辞や好意を、香穂子が受け入れるだけで、彼は無邪気に喜ぶのだが。その喜びようは、もし拒んだら、捨てられた小犬のように打ちひしがれるのではないかという、脆さを予感させるものだった。
(花を断ったら、きっと加地君はひどくがっかりしちゃう……)
 心のどこかでそう思えばこそ、香穂子は喜んで受け取るようにしてきた。もっとも、ほんとうに困るようなら、香穂子は真剣にやめて欲しいと言ったはずである。
 加地は、持ち運びに困らないような小振りのアレンジメントをいつも用意してきたし、とりどりの花が香穂子の心を和ませるのも、また確かなことだったのだ。
 そんなわけで、今日も香穂子は、花を持って帰った。いつものように、自室の窓際の棚に飾り、夕食を終えて部屋に戻ってから、何となく眺めていると、ノックの音がした。
「はあい、どうぞ」
 応答すると同時に、大学に通っている姉が入って来た。
「香穂、この間貸したCD……。なあに、あんた、また花をもらって来たの?」
 用件を言い終わるより先に、姉は驚きの声を上げた。それも無理からぬことだった。棚の上にはすでにいっぱいにアレンジメントが並び、今日もらってきたものを置くのがやっと、という状態になっていたのだから。
 姉にどう答えたものか、香穂子は考えつつも、棚が花だらけになっている事実の前では肯くしかなかった。
「うん、今日ももらったの」
「このところ、毎日じゃない。誰にもらうの?」
「ええと……友達」
「友達? おうちが花屋さんでもしてるの?」
「そういうわけでもないんだけど」
「ふうん? いいけど、少し整理したら? 枯れかけのもあるじゃない」
「そうだね」
 確かに花によって、日持ちがするものとしないものがあるので、最初のうちにもらったアレンジメントは、まだきれいな花と、萎れた花が入り交じるという状態になっていた。
(もったいないけど、少し片づけようかな)
 姉が部屋を出ていった後、香穂子はゴミ袋を傍らに置いて、花をより分けた。そしてまだきれいな花だけを集めて、オアシスに挿し直した。
「ん〜、こんなものかな? けっこううまくできたじゃない。そうだ、お姉ちゃんの部屋にも少し置いてもらおう」
新しい花を、姉にそのまま譲るのは、何となく加地に申し訳ない気がするが、自分が部屋に飾った後ならと、香穂子は考えた。
 自分が作り直したものの中で、花の鮮度と、仕上がりがいいのを、二、三選ぶと、香穂子は姉の部屋のドアをノックした。
「お姉ちゃん、これ、部屋に飾らない? くれた人の気持ちもあるから、新しいのをあげられなくて、悪いんだけど」
「へえ、まだ結構きれいじゃない。もらっとくよ」
「うん」
 姉の部屋の他に、香穂子はリビングにもいくつか持って行って飾った。母親も喜んでくれ、一仕事を終えた、清々しい心持ちで部屋に戻った。
「あ〜、思ったより時間かかったけど、すっきりした! 課題だけやって、後は寝ようっと」
 そうして心安らかに床に就いた香穂子だったのだが。夜更けに何となく寝苦しさを覚えて、ぽっかりと目が開いてしまった。
「ああ〜、目が覚めちゃった。……お水でも飲んで来ようかな」
 ベッドから起きあがり、ドアに向かって歩こうとした時、ふと誰かに見られているような気がした。女としての防衛本能から、誰かが覗いているのでは? と恐れを抱いて、香穂子は、ぱっとその視線が来た方向に目をやった。
 だが、窓辺にそのような人影はなく。ただカーテン越しに射し込む月光に、棚の上のたくさんのアレンジメントが、照らされているだけだった。
「よかった……」
 自分の錯覚だったのだと安堵し、再びドアの方へ足を向けようとしたが、ふっと強い香りが流れて来るのを香穂子の鼻はとらえた。
(あ……お花?)
 香りに惹かれて、香穂子は花のある棚の方へ寄ってみた。月の光に、花々はつぼむどころか、生き生きと開き、花心から芳香を放っていた。
「きれい……。夜の方がよく匂うのかな?」
 香穂子は、青ざめて見えるピンクのバラに、そっと指先で触れてみた。と、その時。ビロードのようになめらかな感触の花びらが、朱を射したように、鮮やかに色を増したように見えた。
(え……?)
 慌てて目をこすり、バラを見直した。すると、バラは何ら変わらないたたずまいだったので、香穂子は苦笑した。
(寝ぼけてるんだな、私)
 あくびを一つすると、踵を返して、歩き始めた。主が出て行った部屋の中で、花々が一瞬そよいだのは、窓から吹き込んだ微風のせいだったのだろうか。
 階下へ下りて来た香穂子は、台所に入った。冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し、コップに注いでいる時、また視線のようなものを感じた。
(やだ……何?)
 ぞっとして香穂子は、一瞬身を竦ませた。だが、怖いものを怖いままにしておくより、自分で確認する方がいいと心を決め、恐る恐る視線を感じた方を見た。
 キッチンに続くリビング。そこには、見たところ、何も異変はなかった。前庭へ出られるサッシ戸を覆うカーテンの後ろに、誰かが隠れていたら? びくびくしながらも、改めてみた。カーテンにもサッシ戸にも、異状は見あたらず、香穂子はほっと胸をなで下ろした。
「何だか、今夜は気持ち悪い……。早く寝ようっと」
 自分の肩をかき抱くようにすると、香穂子は部屋へ戻りかけた。その時、リビングのサイドボードに飾ったかすみ草の白さが、いやに鮮やかに目の端に飛び込んできた気がした。
 だが、早く寝床に入りたいという気持ちでいっぱいになっていた香穂子は、振り向くことなくリビングを出て、階段を小走りに駆け上がったのだった。
  
 翌朝、香穂子は学校へ行く支度をして、階下へ降りて来た。台所では、母親が家族の朝食の皿を並べていた。
「おはよう、お母さん」
「おはよう。今日は起きてくるの、遅かったのね。早く朝ご飯、食べちゃいなさい」
「うん……。ちょっと夜中に目が覚めたりで、寝不足なんだ……」
 あくびをかみ殺しながら、香穂子は食卓に着き、トーストを囓り始めた。母親は、香穂子の傍に弁当包みを置きながら、思いだしたように言った。
「そうそう、昨日飾ってくれたお花ね、あんなにきれいだったのに、今朝見たら、全部萎れてしまっっていたわ」
「そうなの?」
「ええ。やっぱり、もうダメになる時期が来ていたのかもね」
「ふうん……」
母の言葉に、香穂子は何となく釈然としないものを感じた。
(まだもちそうなのを、選んだつもりだったんだけどな)
 昨夜遅くリビングで見た時、あのカスミ草は白い雲のように咲いていた気がする。夏でもないのに、それからわずか数時間で、萎れてしまうものだろうか。
 と、その時。
「ああ〜私のも、そうだよ」
 ちょうどキッチンに入って来た姉が、口を挟んだ。
「あ、お姉ちゃん。ねえ、お姉ちゃんのもそうって、何が?」
 姉は椅子に腰を下ろし、母の淹れた紅茶を口に運びながら、答えた。
「お花だよ。私の部屋にもらったのも、全部しょぼんと萎れちゃってたよ」
「……そうなんだ?」
「香穂子の部屋から動かしたのが、良くなかったのかもね。ほら、鉢植えでも、置いてる場所の環境に慣れているから、あんまり動かさない方がいいっていうじゃない」
「ああ〜、そうかもね〜」
 姉の解釈に、母親は納得したように肯いたが……。香穂子は附に落ちなかった。
(……なんか、変)
なぜなら整理した中でも、日持ちのしそうな物を、香穂子はよく吟味したうえで、姉と母のところへ持って行ったのだから。それに「これは割とすぐ枯れそうだから、置いておこう」と、部屋に残した古めの花は、まだ色つやを保っている。
 部屋から動かしたのが良くなかったのでは、という何げない姉の言葉が、ふと別のニュアンスで香穂子の頭を巡った。
 昨夜は……何だか変な視線を感じるとともに、妙に花の香りや色が、自分の感覚に飛び込んで来た気がする。……まるで、花が自分の気を惹こうとしているかのように。捨てられまい、離されまいとでも、いうように。
……そして、香穂子が移動させた(捨てた?)花は、ちょっと信じられない速さで萎れてしまった……。ぞくりと悪寒のようなものが、背中を走った。
(……まさか、まさかね)
 香穂子は、その考えを推し進めるのをやめた。頭を一振りして、トーストを頬張り、ミルクで流し込んだ。朝の光の中では、昨夜の言い難いような感覚は、まるで夢のように現実感がなくて。また、香穂子自身、夢で済ませてしまいたかったのである。

「おはよう」
「オハヨ!」
 朝のあいさつが飛び交う教室の自分の席に腰を落ち着けると、香穂子は、ほっとした。昨夜のテレビ番組の話などをして、屈託なく笑っているクラスメイトの姿は、いつもと変わらない平穏な日常を、実感させてくれる。と、その時。
「おはよう、日野さん」
 柔らかいトーンで名前を呼ばれて、香穂子は顔を上げた。
「あ、おはよ、加地君」
 目の前にたたずむ加地は、口元をほころばせて、香穂子を見下ろしている。
「はい、これ、どうぞ」
 差し出された花は、鮮やかな色合いにほころんで、香穂子を見上げている。
いつの間にか、日常になってしまった、やりとり。だが今日に限って、香穂子の中で、ほんの一瞬、ためらいが生じた。
(これを受け取ったら、また……)
「……あ、いつも、ありがとう」
 受け取る前の微妙な間を、加地は敏感に感じ取ったようだった。
「どうしたの、日野さん?」
「え?」
「何か、いつもと違って、あんまり嬉しそうじゃないみたい……」
 長い睫毛が不安げにしばたたかれる。そんな加地の表情に、香穂子は慌てた。
「ううん、そんなことない! 嬉しいよ。ただ、ええと、ちょっと寝不足で、ぼうっとしただけ!」
たちまち加地の瞳は明るくなった。
「あ、そうなんだ? よかった、僕、もしかしたら迷惑がられてるんじゃないかと思っちゃった」
喜ぶ加地を、香穂子は複雑な気持ちで見返していた。
(ああ〜、迷惑、とまではいかないんだけど……。あんな顔されると、何か悪いことした気になっちゃうんだよね)
 一瞬花を受け取るのをためらった時の加地の反応が、予想していた通りのものであったことに、香穂子は内心ため息をつく思いだった。
加地は、なおも話し続けている。
「眠れないのなら、今日の花は役に立てるかも。ほら、ここにラベンダーがあるでしょ。安眠に効果があるハーブなんだよ……」
 ハーブうんぬんよりも、その花自体が自分を不安にさせる気がするのだと、言いたいところだ。だが、香穂子は、無論そんなことを口に出しては言わなかった。何というか、結局加地には弱いのだった。
 白皙にほのかに朱をのぼせ、熱心に言葉をほとばしらせる加地は、時折とんでもなく詩的な表現を駆使して、香穂子を唖然とさせる。言動ばかりでなく、日頃からさながら乙女に仕える騎士のごとく、香穂子に寄り添い、花を捧げ……。それでも、どこか憎めないのは、彼の一途な想い、あこがれがそうさせるのだと、感じさせるためだった。
 もっとも香穂子にとって、自分に向けられるその思いを受け止める感覚は、恋愛感情というよりも、昔、よく遊んでやった近所の小さな子供に、まだ帰らないでと泣かれた時のそれに近かったのだが。
ともあれ、香穂子は加地の好意を今後も受け取ることと、自分の中の違和感や恐れを払拭することを両立させるために、安心できる証拠を得る必要があった。
(もしかしたら……)
 香穂子は考えた。
(もしかしたら、気温とか湿度とか、ほんとに悪い条件が重なって、短時間で萎れてしまったのかもしれない)と。
(とにかく、こうして毎日花をもらう以上、整理は絶対必要だし。昨日のアレはほんとに偶然なのかもしれないし。もう一度、試してみよう……)

 その日帰宅してから、香穂子は昨日と同様に、花の選別をして、新たに花かごを作り直し、よく考えたうえで、ある場所へ移動させた。おかしな感覚に襲われることが、今度はないようにと祈りながら……。
 はたして、その晩、香穂子は夜中に目覚めることもなく、ぐっすりと眠った。また、翌朝、花を置いたところへ行ってみて、色さえ褪せずに咲いているのを見て、香穂子は心の底から安堵した。ああ、この間のアレは、やっぱり偶然だったんだ、と。
 そうして、晴れ晴れとした気持ちで、香穂子は登校することができた。クラスメイトと朝の挨拶を交わしながら席に着くと、待ちかねたように加地が傍へやって来た。
「おはよう、日野さん」
「おはよう、加地君」
 笑顔で答えながら、香穂子は加地が花を差し出すのを待ち受けた。今日は喜んで受け取ることができる、悲しい顔をさせずにすむと思いながら。
 ところが加地は、曇った顔で、すまなさそうに言った。
「ごめん、日野さん……。今日から花は持って来ないことにするよ。今まで多分君に迷惑を掛けてたと思う。ほんとうにごめんね?」
 思い切り肩すかしを食わされた気分で、香穂子はまじまじと加地を見返した。
「どうしたの、加地君? 私、迷惑だなんて、思ったことないよ?」
「ううん。そう言ってくれるのって、君のやさしさなんだよね……。今まで、ほんとうにごめん。でも、僕が君のファンであることは、ずっと変わらないから……。それだけは許して」
 そう悲しげに言うと、加地は目を逸らし、離れて行った。そうして、その日のうちに、香穂子の隣の席を、他のクラスメイトと替わり、目に見えて明らかに距離を置き始めた。
 香穂子にしてみれば、訳がわからず……。そうなると、かえって加地のことが気になり始めた。追われれば逃げ、離れれば追いたくなる、恋の力学がようよう働き始めていた。

 香穂子のもの問いたげな視線にあっても、加地はけっして距離を置き始めた理由を告げるつもりはなかった。なぜなら、相当非科学的な理由であったからに他ならない。ただし、そのことによって、加地がかなりショックを受けたのは、動かしがたい事実だった。
 あの日、香穂子が自分の部屋から花を移動させることを試みた晩、実は夢を見たのだった。カイザーひげを蓄えた、かくしゃくたる老人が、腕いっぱいに花を抱えて現れ、加地に告げたのだ。
「貴様の愛は、重い! 男子たるもの、婦女子を愛するならば、ぐっとこらえて相手の気持ちを慮んばかるものじゃ! 胆力が足りぬわ」
 老人はこう言い放つと、加地に花を突き返し、木刀を振り上げ、恐ろしい形相で追いかけ回したのだった。夢であったにもかかわらず、目覚めた時に、加地の全身は汗でぐっしょり濡れていた。
 背後にまざまざと迫るのを感じた老人の形相、気迫も恐ろしかったのだが、その言葉も加地の胸に突き刺さった。自分は、香穂子に気持ちを押しつけるだけだったのかもしれない、と。
 しとど濡れた汗の中で加地はしばらく沈思し、思い決めた。これからは迷惑にならないよう、影ながら香穂子を応援していこう、それが男子たるものの心意気なのだ、と。

 一方、香穂子は加地の態度の急変に戸惑い、自分の心を今一度確かめようとしていた。そういう時、決まって彼女はある場所、というか、ある物に向き合うのだった。
 ち〜ん。りんを鳴らし、香穂子は仏壇に向けて、一心に祈った。
「もし、私が加地君を傷つけてしまったのなら、どうかきちんと謝ることができますように。……このまま、加地君を失うことは耐えられません。どうか、私の背中を押して下さい……」
 あの日も、香穂子はこうして祈りながら、仏壇に花を捧げたのだった。不可解な現象に見舞われなかったのは、恐らくそのおかげだったのだろうが。少々薬が効きすぎて、逆効果を起こしたのかもしっれない。加地は香穂子の傍から立ち去り、その結果、かえって恋という不可解な感情に、香穂子はとらわれることになってしまったのだから。
 仏壇の上方の壁には、何人か先祖の写真が飾られている。その中の、カイザーひげを生やした曾祖父が、木枠の中から憮然とした表情で香穂子を見下ろしていた。
                              (終わり)



 ということで、副題「加地の怨念」でした(爆)
都築さんの役割を、勝手にひいおじいちゃんに振ってしまいました^^;
香穂子さんは、有形無形の家族の愛に護られているのだと思います。
だから、きっと、妖精も見えちゃうのですよ、うん(激違)

 
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